昨年秋にメルカリで仕入れた1997年製造のファンヒーターを分解清掃してみた。リンナイのRC-152E-1(大阪ガス型番43-452)という小さいもの、暖房能力も1500kcal/h(13A)とコンクリート住宅で6畳用らしい。ガスコード1.5m付で¥2,222と格安でした
分解手順
①4ケ所のビスで固定されている上部の操作パネルを取外す。背面上部の2ケのビスと側面上部左右の2ケ。制御用コードがパネル下部から本体に接続されているので無理に引っ張るのは✖
②正面パネル下部の温風吹き出し口の固定ビス2ケ(黒色)と本体側面下部左右の2ケのビスを取外せばパネルは上に引き抜ける
③正面パネルを取外した状態、カバーで囲われているのが燃焼装置部でその下に風車とモーター、右サイドにガス電磁弁や制御基板が狭い所にびっしりと配置されている。全体に汚れ・埃の付着は少ない、パネル内側には何かの資料がビニール袋に入っており内側に固定されていた
④下部の風車(シロッコファン)は細かい埃で汚れていたので綿棒でふきふきして綺麗にした。綿棒に水を含ませると丁度良いあんばいに掃除できた
正面パネル内側に入っていた書類は故障診断シートと機器分解展開図、結線図といったメンテナンス等の技術資料でした
最近、運転スイッチを「切」にしてもブーンという低周波の音がしており就寝時に気になるのでコンセントを抜いていた。多分電源トランスの唸り音かな?資料の中にトランスの抵抗許容値が記載されていたのでテスターで測定してみたが正常範囲であった
所 見
・24年前の製品の割に機器内部は割と綺麗で使用頻度が少なかった様子、購入時にも出品者はたまにしか使用していなかったと言っていたので納得。もう補修部品もないだろうから壊れたら廃棄だね
・トランスの唸り音は気になるけど、寝るときにはどうせ「切」にするからコンセントを抜くことで対応すれば良いかな、最悪壊れたら適当なトランスに取り替える予定
・今冬は自分の部屋で毎日使っていて暖かくて良かったです。リンナイのガスストーブも以前に中古で購入してリビングで使用中ですがこちらも暖かくて満足しています。ちょっと前に電気ヒーター(デロンギ)を使っていたが、暖房効果や暖房費用もガスの方が相当良いです
・このファンヒーターは電気ヒーターのようなON/OFF制御ではなく、燃焼比例制御となり設定温度付近になると燃焼量と風量を小さくして室温を一定にする仕組みです、但し燃焼を停止することはないので換気は必須となり面倒臭いところ