その1の続き
今回はダクトファンを塗装ボックスに取り付け、その実用性を検証したい
ダクトファンの仕様
風量:130m3/h 回転数:?
静圧:? 材質:ABS
電源:1φ110V60Hz12W 重量:460g
メーカー:SAIFLO (中華?) 型式:LFI-09S
YouTubeで見つけたファン吸込み動画の吸込み前と後のスクリーンショット。。。
ほんまか? (^^;;
重さはペットボトル500ml相当と結構重いが、塗装ボックス背面に穴を開けて突っ込む方式ですすめた。穴開口部は表裏両面にダンボール板を補強として接着しておいた。
穴あけにはこれがあると綺麗にできる、まあ最後はカッターだったけど
背面の穴センターは底から150㎜で穴径はφ104、表裏面にダンボール板を貼り付け
ちなみに、ダンボールを3枚重ねると厚みが約9mmもあり、ファンを差し込んでも抜け落ちたりはしない感じ
取付完了
取付改造は下記YouTubeを参考にしました、感謝!
突っ込むだけではちょっと不安定なのでダクト支持受けも作ってみた
電源は家にあったスイッチ付コンセントを利用して、まずは接続ダクト無しで能力テストをしてみた。仮組して内部ダクトを入れずにファンを回したら結構な吸引力がありそうな感じ、でも内部ダクトを入れてみると。。。うむ。。。弱くなるなぁ。。。ということで大フィルターの板も作ってみた
手持ちダンボールのサイズが小さかったので継ぎ足しになってしまった。開口面積は、ダクト吸込み口の4.2倍相当とし大き目にして塗料詰まり対策とした
試験条件
排気ダクト曲がり3ケ所、総長1m
部屋内での試験
①内部ダクト装着
②大フィルター装着
試験項目
・A.ティシュペーパー吸引力
・B.線香煙吸引力
試験結果
A.ティシュペーパー吸引力
内部ダクト装着:6枚
大フィルター装着:11枚
B.線香煙吸引力
内部ダクト装着:やや弱い
大フィルター装着:まぁまぁ良好
数字だけでは分かりにくいので、動画を撮影した
おまけで改造塗装ブースの騒音をスマホで測定した結果
ダクトファン運転中、ちなみに停止中は30dBくらい
所 見
・ビーバーコーポレーションの塗装ボックスは、良く考えて作られていて強度もそこそこあり、安価でいい商品だと感じた
・せっかく手間をかけて作った内部ダクトは効果がいま一つ。。。大型のファンを付ければ良いのだろうが、今回は逆に吸込み抵抗となって吸引力を落としてしまった
・排気ダクトの抵抗は思った以上に大きいことが分かった。曲がり無しにするとティシュペーパー吸引は22枚まで増えた(大フィルターの場合)
・ダクトファンの吐出圧が低いので、窓から出した場合に風の影響を受けてうまく排気できない可能性あり、出口に排圧がかかると恐らく駄目ぽい
・費用は塗装ボックス1,355円、ダクトファン1,760円(primeデー特価)、アルミダクト767円、100均購入品660円の合計4,542円と思ったより高くついたなぁ。。。
・今回手間暇かけて作ってみたけどもう少しお金を出せばクレオスのスーパーブースコンパクトが買えるなぁ(笑) でも自作は据え付けスペースは幅380×高さ300×奥行370とそこそこ小さいし、音も控えめで良かった。実際のエアブラシでの使い勝手は次の機会にUP予定です