2002年製の熱風オーブントースターのヒーター用電熱線がまた断線してしまった。今回の修理で3回目になるので、記念に修理内容をUPしたいと思ってデジカメでパシャパシャしながら作業してみた。
このオーブンは確か通販生活で高評価を得ていたので買った記憶がある、安物だと数千円であるけど、これは中を熱風が循環してむらなく均一に焼けるというちょっと高級品で内部に小さいファンが内蔵されてる
3回とも上側のヒーターニクロム線の断線でもう慣れた作業です
手順は
①背面カバー取り外し
②上面カバー取り外し
③基板より接続線を抜いてヒーターガラス固定部を取り外し
④断線しているニクロム線を圧着端子で復旧で逆順取付で完了
①背面カバー取り外し
まず背面の4ヶ所のビスを緩めて外す
続いて下面の2ヶ所のビスを緩めて外す
これで背面カバーを取り外せる
②上面カバー取り外し
下面にある4ヶの脚をビスを緩めて取り外し、この脚でカバーの折面を固定している
左側内部奥の2ヶ所の固定ビスを緩める
上面カバー手前上側にある2ヶ所の爪と右側面奥にある2ヶ所の爪をドライバーで起こしておく(ラジオペンチと長いマイナスドライバーがあれば便利)
これでカバーをちょっとこじれば外せる
上面にある反射板もついでに取り外す、4ヶ所のビスと扉側上部にある皿ビス2ヶを取り外す
取り外した反射板
③基板より接続線を抜いてヒーターガラス固定部を取り外し
クリーム色の陶器製がガラス固定部で板にはめて固定されている
3回目の修理で基板から出ている電線の圧着端子のビニルが焦げてる。。。それにちょっと線の長さが短くなってる。。。
ガラス管を抜いて断線部を確認
1回目の修理で割れてしまったガラス管
④断線しているニクロム線を圧着端子で復旧で逆順取付で完了
まず接続に使う圧着端子を加工、1.25sqのY型端子の丸い部分のみを使用する
今の+側の線が短いし焼けてるので、中に入ってる長い線をカットして移植してみた、写真はカットした方を復旧してた写真、恐らくサーモスタット用の線だわ
ガラス管にニクロム線を通し、圧着しやすいようにドライバーでガラス管を保持
基板に接続する移植した線を陶器製支持物の穴に通してから先ほど加工した圧着端子でニクロム線と接続した。1.25sqでは穴径が小さく二本の線が入らないので移植した太い線をヤスリで削って入れた。前のが外れたのは線の入り込み具合が浅かったのが原因かもしれないね
元の場所にセット、線を基板の端子に差込み
ガラス管が割れてて何かの拍子に外れるのを防ぐため、ガラス管と陶器製保持部の隙間にアルミホイルを差し込んでガラス管が動かないように加工してみた
アルミホイル隙間パッキンもどきの効果は不明だが、一応固定できた
最後に元に復旧して通電テストOK
所見
3回も修理してるけど、2回目までは圧着不良が原因だと思うよ。14年も使ってるから元は十分に取れてるけど修理して愛着がでてきてなかなか「安物」に買い替えが出来ん貧乏人です(笑) 今回の修理でどれ位もつののか?圧着時にちょっと工夫したから期待したいです!